カリウム（Potassium）とは

カリウム（Potassium）は、化学記号「K」で表され、原子番号19の化学元素です。アルカリ金属に分類される元素で、銀白色の金属であり、非常に反応性が高く、水と反応すると水素ガスを発生させる特徴があります。自然界では塩（特にカリウム塩）として存在し、塩湖や鉱鉱に多く見られます。カリウムは主に化学肥料として広く利用され、植物の成長に重要な役割を果たします。

カリウムは生命活動にも欠かせない元素で、特に細胞内外での水分調整や電解質のバランスを保つために重要です。血液中のカリウム濃度が適切でないと、心臓や筋肉の機能に支障をきたすことがあります。したがって、人体には適切な量のカリウムを摂取することが推奨されています。

化学的には、カリウムは非常に反応性が高く、特に水と反応して強いアルカリ性を示します。そのため、カリウム化合物（例：カリウム塩、カリウム肥料）は様々な化学工業にも使用されます。カリウム塩は、化学肥料や食品添加物、医薬品、洗剤、石鹸、ガラス製造など多くの産業において広く利用されています。

カリウムの欠乏は、筋肉のけいれんや疲労感、心臓の異常などの症状を引き起こすことがあり、逆に過剰摂取も健康に害を及ぼす可能性があるため、摂取量には注意が必要です。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。