タッピンねじとは

タッピンねじは、下穴をあけた材料に対してねじ山を自ら形成しながら締結できるねじで、金属やプラスチックなどに使用されます。タップ加工を省略できるため、作業効率が向上します。先端形状によりA型、B型、AB型などに分類され、それぞれ用途に適した構造になっています。特に板金加工品や電子機器筐体など、薄い金属板同士の締結に適しており、コストダウンにも貢献します。取り付け後の保持力が高く、分解・再使用も可能です。

タッピンねじの使用用途

✅ 金属製ケースの組み立て:
タッピンねじは、金属製の機器ケースやパネルを組み立てる際によく使われます。自分でスレッドを切る能力により、事前に穴を開ける必要がなく、施工時間の短縮が図れます。
✅ 電気機器の取り付け:
タッピンねじは、配電盤や電気機器の取り付けにも使用され、振動にも耐えられる強力な接続を提供します。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。