自動調心玉軸受 / メーカー0社一覧
自動調心玉軸受とは
自動調心玉軸受(じどうちょうしんたまじくうけ、Self-aligning Ball Bearing)は、内輪、外輪、そしてボールの3つの要素から構成される軸受で、外輪が球面状に加工されており、内輪と外輪の間に少しの角度のずれが生じても、軸と外輪が自動的に調整される特徴があります。この設計により、シャフトや軸の取り付け不良や歪みがあっても、スムーズに回転することができます。
自動調心玉軸受は、特に軸がわずかに斜めに取り付けられている場合や、過酷な使用条件下で優れたパフォーマンスを発揮します。主に、低速から中速で回転する機器に使用されることが多く、負荷の変動が大きい環境でも安定した動作を提供します。例えば、電動モーター、コンベヤシステム、風車、ポンプなどに利用されます。
自動調心玉軸受の使用用途
1.電動モーター:自動調心玉軸受は、電動モーターのシャフトに使われることが多く、モーター軸がわずかに曲がっている場合でもスムーズに回転できるため、長寿命と高効率を提供します。
2.コンベヤシステム:コンベヤベルトの駆動部分にもよく使われ、ベルトが動いている間にわずかな角度調整があっても、安定した動作が確保されます。
3.ポンプ:水や液体を送るポンプの軸受けとしても利用され、軸のわずかなずれにも自動的に対応できるため、長期間安定した動作が可能です。
4.風車:風力発電機の風車にも使用され、風車の軸が風によってわずかに動いても問題なく回転できるため、風車の運転効率を保ちます。
自動調心玉軸受のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。