FPGA / メーカー1社一覧
FPGAとは
FPGA(Field-Programmable Gate Array)は、ユーザーがフィールド(現場)で再プログラム可能な集積回路(IC)です。FPGAは、論理ゲートや回路の構成を自由に変更できるため、特定のアプリケーションに合わせて設計を柔軟に変更することが可能です。これにより、ASIC(特定用途向け集積回路)よりも低コストで高速に特定の処理を行いたい場合に利用されます。FPGAは、デジタル回路の設計やシミュレーション、プロトタイプ作成など、ハードウェアとソフトウェアの統合が求められる場面で特に有用です。
FPGAは、複数の論理ブロックを持ち、これらを再構成することで多様な処理を実行できるため、通信、画像処理、機械学習、データセンター、産業機器など、幅広い分野で使用されています。また、ハードウェアとソフトウェアを並行して開発できるため、開発期間の短縮や試作段階での柔軟性が大きなメリットです。
FPGAの使用用途
1.通信機器:
FPGAは、無線通信機器やインターネット機器で利用され、データの転送速度や信号処理を高速化します。例えば、5G通信やWi-Fiルーターでは、リアルタイムでのデータ処理にFPGAが使われています。
2.画像処理:
高速な画像処理が要求される場面で、FPGAは非常に有効です。例えば、監視カメラや医療用画像機器では、画像のリアルタイム処理や解析をFPGAが担当しています。
3.自動車の安全システム:
自動運転車やADAS(先進運転支援システム)では、FPGAがセンサーやカメラからのデータをリアルタイムで処理し、安全な運転支援を行います。
FPGAのメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。