マルチプレクサ IC / メーカー3社一覧
マルチプレクサ ICとは
マルチプレクサIC(Multiplexer IC)は、複数の信号を1つの信号ラインに切り替えて送信するための集積回路です。通常、複数の入力信号から1つの信号を選択して出力する役割を果たし、デジタル回路で頻繁に使用されます。これにより、複数の信号線を1本の信号線で代用することができ、回路設計が簡略化され、コストやスペースの節約になります。
例えば、8入力1出力のマルチプレクサICでは、8つの入力信号のうち、1つの信号を選択し、出力に送信することができます。選択は、通常は2進数で表現される制御信号によって行われます。
マルチプレクサICは、コンピュータシステム、データ通信機器、信号処理回路など、さまざまな電子機器で使用されます。また、スイッチングや時分割多重化(TDM)などの用途にも利用されます。
マルチプレクサ ICの使用用途
1.コンピュータシステム:
コンピュータ内部のバスシステムで、複数のデータ信号を1つのデータラインに切り替えるためにマルチプレクサICが使用されます。これにより、複数の周辺機器と効率よくデータのやり取りができます。
2.データ通信:
通信システムでは、複数の信号を1つの通信回線にまとめるためにマルチプレクサが利用されます。例えば、電話回線や光ファイバー回線では、時間分割多重化(TDM)により、異なるユーザーの通信データを一つの回線で送信します。
3.映像処理機器:
映像信号処理機器では、複数のカメラや映像入力を選択し、1つの出力にまとめるためにマルチプレクサICが利用されます。これにより、複数の映像ソースを効率よく切り替えながら処理できます。
マルチプレクサ ICのメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。