-
HOME
-
集積回路
- SOC / System on Chip
SOC / System on Chip / メーカー2社一覧
SOC / System on Chipとは
SOC(システム・オン・チップ)とは、複数の電子機能を1つのチップに統合した集積回路のことです。従来は、異なる機能を持つ複数のIC(集積回路)が必要でしたが、SOCではCPU、メモリ、入力出力ポート、グラフィックス、通信機能など、さまざまな機能が一つのチップに組み込まれています。このため、SOCは、サイズの小型化、消費電力の低減、コスト削減、信号伝達の高速化などの利点があります。
SOCは、スマートフォンやタブレット、ウェアラブルデバイス、組み込みシステム、IoTデバイスなど、幅広いデバイスに搭載されています。特に、モバイル機器では省電力と高性能を両立させるためにSOCが重要な役割を果たしています。例えば、スマートフォンのSOCには、通信機能、カメラ、オーディオ処理、グラフィックス処理などが一体化されています。
また、SOCはその設計によって、異なる機能を同時に処理できるため、リアルタイムのデータ処理や高精度な演算が可能となり、特定の用途に最適化されたソリューションを提供できます。
SOC / System on Chipの使用用途
1.スマートフォン スマートフォンのSOCには、プロセッサ(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、モデム、カメラ、Wi-Fi、Bluetoothなど、通信や画像処理、オーディオ機能などが統合されています。これにより、性能が向上し、消費電力が削減され、全体的に効率的なデバイスが実現します。
2.ウェアラブルデバイス ウェアラブルデバイス(例:スマートウォッチ)では、SOCは心拍数モニター、GPS、通信機能などを一つのチップにまとめており、省電力で高機能なデバイスを実現しています。
3.IoTデバイス IoTデバイスでは、SOCがセンサー、通信モジュール、データ処理機能を一体化しており、これにより低消費電力で長期間動作することができます。家庭用スマートデバイスや産業用センサーなどに利用されています。
SOC / System on Chipのメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。