汎用ロジック ICとは

汎用ロジックIC（Integrated Circuit）は、特定の機能に特化せず、一般的なロジック回路を実現する集積回路です。これらのICは、複数の論理ゲートやフリップフロップ、デコーダ、エンコーダ、マルチプレクサなどの基本的なデジタル回路を含んでおり、一般的な電子機器でよく使用されます。汎用ロジックICは、特定の用途に依存しないため、さまざまな回路設計に応じて組み合わせて使用されます。

主な特徴は、設計が比較的簡単であり、コストが安く、製造が容易であることです。代表的な例としては、ANDゲート、ORゲート、NOTゲート、NANDゲート、NORゲートなどのロジックゲートICが挙げられます。これらのICは、コンピュータや家電製品、通信機器など、日常的な電子機器の設計において広く利用されています。

汎用ロジックICは、デジタル回路の設計と実装を簡素化し、コストパフォーマンスの高いソリューションを提供します。

汎用ロジック ICの使用用途

１．ANDゲートIC - 2つの入力が両方とも1のときのみ出力が1となる論理回路です。一般的な用途としては、センサーデータの両方が真である場合に次の処理を開始するために使われます。
２．ORゲートIC - 2つの入力のいずれかが1の場合に出力が1となる論理回路です。例えば、複数のスイッチのいずれかをオンにすることで動作を開始する装置などに使われます。
３．NOTゲートIC - 入力が1のときに出力が0となり、その逆もまた然り。簡単な信号反転に使われます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。