プリント基板 / PCB とは

プリント基板（PCB）は、電子機器の回路を実装するための基盤で、電子部品を接続するための導電パターンが表面にプリントされた基板です。通常、絶縁性の基板に銅などの導電材料で回路パターンを形成し、その上に電子部品をはんだ付けすることで、機器内部の電気信号を伝達する役割を果たします。プリント基板は、単層基板、複層基板、さらには多層基板など、用途に応じてさまざまな種類があります。携帯電話、パソコン、家電製品など、あらゆる電子機器に使用されており、その設計や製造技術は、製品の性能と信頼性に直結するため非常に重要です。

プリント基板 / PCB の使用用途

✅スマートフォン
スマートフォンの内部には、プリント基板が使われており、プロセッサやメモリ、バッテリーなどの電子部品を接続する役割を担っています。高密度な回路が必要なため、多層基板が使用されることが多いです。
✅パソコン
パソコンのマザーボードには、CPU、メモリ、ハードディスクなどを接続するための回路が配置されています。これもプリント基板によって構成されており、各種部品を効率的に配置するためには高度な設計が求められます。
✅家電製品
テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品にもプリント基板が使用されています。これらの基板は、電力供給の制御や、製品の機能を支えるために必要な回路を実装しています。
✅医療機器
心電図モニターや血糖値測定器など、医療機器にもプリント基板が使われています。精密な回路設計が必要で、特に信頼性が求められます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。