CPUボードとは

CPUボードは、コンピュータシステムの中心となる処理装置（中央処理装置、CPU）を搭載した基盤で、主に組み込みシステムや産業用機器に使用されます。このボードにはCPUの他にも、メモリ、I/Oポート、バスインターフェースなどが搭載されており、外部のデバイスとデータのやり取りを行うことができます。CPUボードは、汎用のPC向けとは異なり、特定のアプリケーションに特化した処理能力を持つことが多いです。例えば、リアルタイム処理が要求されるシステムにおいて使用されます。産業機器や医療機器、車載システムなど、多岐にわたる分野で活躍しています。

CPUボードの使用用途

✅組み込みシステム
CPUボードは組み込みシステムに多く使用され、特に産業機器やロボットにおいて重要な役割を果たします。リアルタイム制御を行うための処理を担います。
✅自動車システム
自動車のエンジン制御ユニット（ECU）など、車載システムにもCPUボードが使用されます。車両内のセンサー情報を処理し、エンジンの効率を最大化します。
✅医療機器
医療機器において、CPUボードは患者のバイタルサインを監視したり、診断データを処理したりするために使用されます。高精度の処理能力が求められます。
✅産業機器の制御
製造業や物流システムにおいて、CPUボードは機械の動作制御やデータ管理を担当します。例えば、工場内でロボットアームを制御するシステムに使用されます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。