ラインセンサカメラとは

ラインセンサーカメラ（英語: line sensor Camera）とは、被写体を線状に捉えて1枚の画像に合成するカメラのこと。 よく比較されるエリアセンサーカメラは、視野全体を一度に捉えます。 一方、ラインセンサーカメラは、被写体をラインセンサーに垂直な方向に移動させたり、カメラを移動させたりしながら連続撮影することで、2次元画像を取得することができます。 ラインセンサーカメラは横長の画像を撮影する場合、画素単位で起こるわずかな変化も捉えることができます。

ラインセンサカメラの使用用途

ラインセンサーカメラは、道路や外壁などの社会インフラの検査から、不織布、歯車、半導体部品などの工業用検査、美術品の分析、目視で検査されていた果物の選別など、幅広い用途で使用されています。 ラインセンサカメラが適した対象物は、大型のもの、高精度な解像度が要求されるもの、連続した長尺物、立体感が求められるものなどです。 例えば、大きな被写体を撮影する場合、エリアセンサーを使って分割して撮影することはできますが、複数の画像をつなぎ合わせる必要があります。 一方、ラインセンサーを使用すると、画像を1枚の画像として取り込むことができるため、画像をつなぎ合わせる必要がありません。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。