ナノインプリント装置とは

ナノインプリントとは、ガラスや樹脂に超微細パターンを刻印した型をプレスして同じ形状を転写することにより、同じ部品を短時間で大量生産するプロセスです。ナノインプリントデバイスは、このナノインプリント技術を実行できるデバイスです。ナノインプリント装置には、熱硬化性法と光硬化性法の2つの方法があります。方法によって特性が異なるため、用途に応じて選択できますが、2つの方法がある製品もあります1。テーブル上でどちらの硬化方法も実行できるナノインプリントデバイスもあります。さらに、ナノインプリントデバイスは一般に大きく、スペースを必要としますが、持ち運びに十分なほどコンパクトなナノインプリントデバイスも登場しています。

ナノインプリント装置の使用用途

微細なパターンを直接転写することで容易に大量生産できるため、困難でコストのかかる微細な回路の作成に使用されます。これに加えて、バイオテクノロジーやディスプレイなどの分野でも使用されており、大学や研究機関などの研究機関での研究開発目的や、生産現場の条件や仕様に応じて使用されています。プロトタイプの作成に使用されます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。