帯鋸刃とは

帯鋸刃（たいのこは）は、帯状の金属に鋸の刃がついた切断工具で、主に木材、金属、プラスチックなどの切断に使用されます。帯鋸刃は柔軟性があり、長い連続的な鋸歯を持つことで、効率的かつ正確に材料を切断することが可能です。これらの刃は、帯鋸盤（バンドソー）に装着して使用され、直線切りから曲線切りまで幅広い切断作業に対応します。

帯鋸刃は、切断対象に応じてさまざまな材質（炭素鋼、高速度鋼、バイメタルなど）で製造され、刃先の形状やピッチも異なります。そのため、用途に適した帯鋸刃を選ぶことで、効率的な切断が可能となります。また、切断精度が高く、材料のロスが少ないため、多くの製造業や加工業で広く使用されています。

帯鋸刃の使用用途

✅ 木材の切断
建築現場や家具製造業で、木材を正確にカットするために帯鋸刃が使用されます。木目に沿った切断や、曲線的な形状を作り出す作業にも適しています。特に手作り家具の製造では、細かい曲線や装飾的なパターンを作る際に活用されます。
✅ 金属加工
帯鋸刃は金属加工の現場でも使用され、鋼材やアルミ材などの金属部品の切断に適しています。高硬度の帯鋸刃を使用することで、厚みのある金属や高強度の素材もスムーズに切断することが可能です。
✅ 食品加工
冷凍肉や魚の切断に特化した帯鋸刃もあります。これらは食品衛生基準に適合した素材で作られ、食品加工ラインでの効率的な切断に利用されます。
✅ プラスチックの切断
プラスチック成形品の加工や調整に帯鋸刃が使用されます。特に、射出成形後の製品をトリミングする際や、不要な部分を切り取る作業に便利です。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。