エアパルス方式 ディスペンサーとは

エアパルス方式ディスペンサーは、圧縮空気を利用して液体やペースト状の材料を正確に分配する装置です。この方式では、エアパルス（空気の圧力波）を使ってディスペンサーノズルから材料を押し出します。以下に、その仕組みと利点について説明します。

仕組み
圧縮空気供給: 圧縮空気がディスペンサーに供給されます。
エアパルス生成: ディスペンサー内部で圧縮空気が一定の間隔でパルス状に放出されます。
材料押し出し: エアパルスによって、ディスペンサー内の材料がノズルを通じて押し出されます。
精密制御: パルスの間隔や圧力を調整することで、材料の吐出量やタイミングを精密に制御できます。
利点
高精度: エアパルス方式は吐出量の精度が高く、微小な量の材料を均一に分配できます。
高速: 短時間で材料を分配できるため、生産効率が向上します。
多用途: 液体から粘度の高いペーストまで、さまざまな材料に対応できます。
メンテナンス容易: 構造がシンプルなため、清掃やメンテナンスが比較的容易です。
用途
エレクトロニクス: PCB（プリント基板）上の接着剤やはんだペーストの塗布
自動車: シーリング剤や接着剤の精密な塗布
医療機器: 薬液や接着剤の微量吐出
エアパルス方式ディスペンサーは、精密な材料分配が求められる多くの産業分野で使用されています。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。