超短パルスレーザーとは

超短パルスレーザーは、非常に短い時間（フェムト秒（10^-15秒）やピコ秒（10^-12秒）など）でレーザー光を放出する装置です。このタイプのレーザーは、極めて高いピーク出力を持ち、短い時間で非常に高いエネルギーを集中させることができます。主に科学研究、医療、産業用の微細加工などで使用され、例えば、細胞や組織の精密な切断、微細な半導体の加工、さらには材料の表面改質などに利用されます。また、超短パルスレーザーは、広範囲の波長を持つため、様々な物質に対して高精度な操作が可能です。光のエネルギーが極めて短い時間に集中するため、熱影響を最小限に抑えた加工が可能です。

超短パルスレーザーの使用用途

１．細胞・組織の精密な切断：医療分野では、超短パルスレーザーを使って細胞や組織を傷つけずに精密に切断することができます。
２．半導体の微細加工：超短パルスレーザーは、半導体チップの微細加工にも使用され、デバイスの製造精度を高めます。
３．材料の表面改質：高精度な表面処理が必要な金属やガラスなどの材料に対して、超短パルスレーザーを利用して表面改質を行います。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。