低周波発振器 / メーカー4社一覧
低周波発振器とは
低周波発振器は比較的低い周波数の信号を生成するデバイスです。 「低周波」という言葉自体の定義は、使用される分野によって異なりますが、市販機器としての低周波発振器の仕様は数Hzから数百kHzまであります。 発振回路を用いることで特定の周波数の交流信号を生成することができ、一般的に周波数信号を用いた試験において基準信号を生成する役割を果たします。
低周波発振器の使用用途
低周波発振器の最も一般的な用途は、オーディオ機器の周波数特性を分析する場合です。 周波数信号を利用した通信を行う電子機器では、ほとんどの場合高周波(RF)が使用されており、身近な低周波が音波となるため、低周波信号を利用する回路は音響機器が主流です。
低周波発振器の原理は、発振回路に基づいて安定した周波数信号を生成する技術にあります。一般的に知られているLC共振回路ベースのハートレー型やコルピッツ型の発振回路は波長の制約があり低周波の波形生成が困難です。そのため、低周波発振器ではRC型(またはCR型)の発振回路が使われます。
RC型発振器には、ウィーンブリッジ回路、ブリッジドT型回路、状態変数型回路などがあります。これらはすべて、アンプの帰還量を調整することで発振を得ることができます。中でもウィーンブリッジ回路は非常に有名で、回路が簡便でアンプが1つだけで済むため、広く利用されています。
一方、状態変数型回路では、より低歪の正弦波と2相の出力が得られるのが特徴です。周波数の制御には可変抵抗器やバリキャップ(可変容量コンデンサ)が使用されることがあります。また、固定抵抗とキャパシタを用いたステップ可変も周波数決定の方法の一例です。
ただし、RC発振回路だけでは、振幅の一定した正弦波を得るのは難しいため、振幅を制御する装置が通常は必要です。例えば、電球やサーミスタなどの印加電圧により抵抗値が変化する素子を用いて帰還量を調整する方法や、出力電圧を検知して帰還量を調節する電子回路を組む方法があります。
低周波発振器のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。
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RIVER ELETEC CORPORATION
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会社情報