オシレーター / メーカー5社一覧
オシレーターとは
発振器は、電子回路を使用して交流信号を継続的に生成する回路です。 発振器、発振回路とも呼ばれます。 抵抗(R)とコンデンサ(C)を組み合わせたRC発振回路、水晶振動子やセラミック振動子を用いた発振回路、コイル(L)など、一定の周波数の正弦波を発生する回路 およびコンデンサ(C)。 の組み合わせの共振を利用したLC発振回路もあります。
オシレーターの元となる発振回路には、低周波域の正弦波を出力するRC発振器や、共振現象を利用して高周波域の正弦波を出力するLC発振回路、水晶発振回路などがあります。ここでは、主に水晶発振回路について説明します。
1. 水晶振動子
水晶振動子は、電気的特性から見ると損失がほとんどない純粋なリアクタンス素子です。このリアクタンスは非常に狭い周波数範囲でのみ誘導性 (コイルの特性) を示すため、水晶振動子にコンデンサを接続すると、その周波数範囲内で共振周波数が定まります。LC発振器の代表的なコルピッツ発振器の構成において、コイルを水晶振動子に置き換えると、水晶振動子が誘導性を示す狭い範囲内でのみ発振します。
2. セラミック振動子
水晶振動子は鉱物である水晶を高精度で加工して発振周波数を決定するため、製造コストが高くなります。そこで、比較的安価なセラミック振動子を用いたセラミック発振回路も採用されています。セラミック振動子も特定の周波数範囲で誘導性リアクタンスを示しますが、水晶振動子ほど急峻な特性ではないため、発振周波数の精度が劣ることが欠点です。
3. 時計用水晶振動子
水晶やセラミック振動子の発振周波数は数百kHzから数十MHzの範囲ですが、特に時計用の水晶振動子として32.768kHzのものがあります。時計向けの発振回路は周波数精度が非常に重要なので、セラミック振動子は採用されず、水晶振動子が使われます。これは、水晶振動子が高い周波数精度を提供できるためです。
まとめ
水晶振動子:高精度な周波数特性を持ち、コストが高い。
セラミック振動子:低コストだが、周波数精度が水晶振動子に劣る。
時計用水晶振動子:高精度が求められる時計向けに32.768kHzの水晶振動子が使われる。
このように、水晶発振回路とセラミック発振回路はそれぞれの特性とコストに応じて適切に選ばれ、様々なデバイスに応用されています。
オシレーターのメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。
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Seiko Epson Corporation
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RIVER ELETEC CORPORATION
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