傾斜計 / メーカー10社一覧
傾斜計とは
傾斜計は、傾斜角を測定するための装置です。振り子で位置を推定する振り子型と、流体や気体が入った容器内のフロートの静電容量の変化量で測定するフロート型があります。多くの製品は加速度の変化に反応しないため、傾斜計は振動が頻繁に発生する環境での使用には適していません。加速度が発生する車に搭載する場合は、ジャイロセンサーを使用して水平を確保する必要があります。
傾斜計の使用用途
切削・建設現場
デジタル傾斜計は、切削現場でドリルの角度を正確に測定するために使用されます。正確な角度を保つことで、切削方向のズレを防ぎ、安全で効率的な作業が可能になります。
建設現場では、クレーンの角度測定に利用されます。正確な角度測定により、安全な作業環境を確保し、鉄骨や配管の水平・垂直を簡単に測定できます。
太陽光電池パネル
太陽電池パネルの角度を測定して、太陽を追尾するために使用されます。これにより、効率的な充電が可能になります。
その他の用途
デジタル傾斜計は、精密機械や計測器、分電盤の設置時の水平・垂直調整に使用されます。また、ロボットのアーム角度測定にも用いられます。
医療分野では、CT装置やX線装置での回転体の角度測定や、患者のベッドの位置決めに使用され、病巣の正確な位置を把握するのに役立ちます。
デジタル傾斜計の原理
MEMS方式
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を使用した傾斜センサーは、密閉されたチャンバー内に電極が配置されています。固定電極と可動電極があり、可動電極はスプリングバネで支えられています。
センサーが水平時の静電容量を基準とし、傾斜により可動電極の位置が変わると、静電容量も変化します。この変化を角度として計算します。
電解液方式
電解液技術を使用した傾斜センサーは、チャンバーの底面に2対の電極が取り付けられ、電解液で満たされています。電圧が印加されると電流が流れ、チャンバーが傾くことで液面が変化し、電流の分散場も変わります。
電解液の伝導率は一定で、液面の変化により抵抗値が変動します。電解液方式は可動部品がないため、耐久性が高く、電極も電解液に守られているため腐食しません。
傾斜計のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。
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Akatsuki MFG. Co., Ltd
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K.MECS Automation Inc.
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NIPPON LINIAX CO.,LTD.
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UTSUKI KEIKI CO.,LTD
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