表面抵抗計とは

表面抵抗計は、物体の表面における電気抵抗を測定する装置です。通常、Ω（オーム）またはΩ/sq（オームパースクエア）の単位で表され、主に導電性、静電気防止性能、または絶縁特性を評価するために使用されます。この計測器は、電子部品、半導体、静電気保護装置、絶縁材料などの品質管理において重要です。測定は接触電極を用いて行われ、結果は材料表面の均一性や性能の指標となります。特にESD（静電気放電）対策が必要な環境では欠かせないツールです。

表面抵抗計の使用用途

✅静電気対策の確認
表面抵抗計は、ESD対策が必要な作業場や製品で静電気防止性能を確認するために使用されます。例えば、静電気防止マットや作業台の抵抗値を測定し、必要な基準を満たしているかどうかを評価します。
✅電子部品の品質管理
半導体やプリント基板の表面抵抗を測定することで、部品の導電性や絶縁性を確認し、製品の性能と信頼性を確保します。
✅塗料やコーティング材の評価
表面抵抗計は、導電性塗料や静電気防止コーティング材の性能を評価するために利用されます。特に均一な塗布がなされているかどうかを確認することが可能です。
✅絶縁材料の特性検査
ケーブルや電気機器の絶縁体の表面抵抗を測定し、安全性や耐久性を評価します。特に高電圧環境での使用を前提とした製品の検査に有用です。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。