ウェット膜厚計とは

ウェット膜厚計は、物体の濡れた表面の膜厚を測定する装置です。ウェット膜厚計の多くはアナログ式膜厚計であり、実際に膜厚計を濡れ面に塗布し、膜厚計の濡れ度を目視で確認することで膜厚を測定しています。膜厚計は実際に濡れた面に接触させて測定するため、破壊検査となります。湿った厚さをデジタルで測定する製品も販売されています。コームタイプとローラータイプに分類できます。手動読み取りタイプですので、膜厚をすばやく取得できます。

ウェット膜厚計の使用用途

湿式膜厚計は、自動車、食品工場、実験場などの塗装工程で使用されています。具体的な使用例としては、コーティング工程でのコーティング厚さの制御、食品製造工程でのコーティング量の制御、濡れ度の測定などがあります。ウェット膜厚計を選択する際には、膜厚の測定精度、読みやすさ、破壊量を考慮する必要があります。廃棄できる安価な材料から、洗浄して使用できるタイプもあり、使用する液体のタイプに応じて選択できます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。