位相差顕微鏡 / メーカー1社一覧
位相差顕微鏡とは
位相差顕微鏡は、光を透過したサンプルを拡大して観察する光学顕微鏡の一種です。多くのサンプルは、光で照らされ、対物レンズを通過して、明暗と色の情報を観察できます。これを明視野観測法といいます。一方、生細胞、微生物、バクテリアなどの無色透明のサンプルでは、この情報を取得できません。無色透明でもサンプルを置く部分が厚くなり、周囲とは屈折率が異なります。位相差顕微鏡は、サンプルを通過した回折光とサンプルを通過しなかった直接光の波のタイミング差(位相差Δ)を調整することにより、明暗のコントラストを作り出す顕微鏡です。
位相差顕微鏡の使用用途
位相差顕微鏡を使用せずに明視野観察法で無色透明の試料を観察する場合は、着色して試料を観察する方法を採用しています。しかし、この方法には、生細胞が着色によって死滅するという欠点があります。 位相差顕微鏡でサンプルを着色する必要がないため、生細胞の外観をそのまま観察することができます。 よく知られているのは、歯科医院での歯周病の細菌検査です。生きている生きた細胞を観察できることを利用して、患者さんに口腔内細菌がどのようなものかを知らせることで、口腔ケアのモチベーションを高めることができます。 また、生物学や医学の分野で培養細胞を観察するために使用されます。
位相差顕微鏡のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。
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MEIJI TECHNO CO.,LTD.
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会社情報