高圧検相器とは

高電圧（AC600V以上）電気回路の逆相か正相かを確認する装置です。高電圧に近い作業の分離距離は、労働安全衛生規則で規定されています。同様に、高電圧電圧検出器は全長が長いため、30cm以上の分離距離が得られます。また、主にケーブルシステムに使用されることが多く、2本のケーブルを位相検査できるように2本の電圧検出器を接続するような形状になっています。多くの低電圧位相検出器は、位相回転をチェックするために同時に3つの位相を挟みますが、高電圧位相検出器は、便宜上2つの位相の位相回転を確認する形状をしています。

高圧検相器の使用用途

高電圧系統では、一般的に二次側に変圧器や電気モーターが接続されており、逆相回転すると接続された電気モーターが逆方向に回転するため、電気の負荷となるポンプがモーターまたはファンなどを損傷する可能性があります。産業用回転機器は高価であることが多く、重大な損失を引き起こす可能性があります。配線を再接続した後、高圧位相検出器を使用することにより、上記の事故を防ぐことができます。また、新しい機器を設置した場合でも、高電圧位相検出器で位相回転が設計通りかどうかを確認することができます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。