音響測深機とは

音響測深機は、超音波を使用して深度を測定する装置です。多くは船に取り付けられており、海や川などの底までの深さを測定するために使用されます。超音波を送信し、海底で反射して戻るまでの時間から深さを測定します。海水中では音の伝わり速度は約1500m/sなので、送信から受信まで2秒かかると海底までの深さが1500mであることがわかります。近年、複数の超音波ビームを使用するマルチビーム音響測深機が主流になり、広範囲の深度を一度に測定できるようになりました。

音響測深機の使用用途

音響測深機は、主に海底までの深さを測定するために使用されます。海底までの深さを知ることで、正確な海図を作成することができます。これは、船舶の運航や湾の建設において非常に重要な役割を果たします。また、海底では確認が難しい火山や断層がたくさんあります。海底の情報を知ることは、これらの海洋資源の利用にもつながります。また、地震の多い国である日本にとって、海底に関する情報は非常に重要であり、防災には欠かせません。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。