プロトコルアナライザ / メーカー0社一覧
プロトコルアナライザとは
プロトコルアナライザの使用例として、Wiresharkを挙げてみましょう。例えば、ネットワークエンジニアが特定のウェブサイトの表示が遅いと感じた場合、Wiresharkを使用してネットワークトラフィックをキャプチャし、送受信されるデータパケットを解析することができます。この解析によって、DNS解決に遅延があるのか、パケットが再送信されているのか、またはTCPハンドシェイクに問題があるのかを確認できます。これにより、問題の原因がネットワークインフラ、サーバー、またはアプリケーション層に関連しているのかを特定することができます。
プロトコルアナライザの使用用途
1.ウェブアプリケーションの遅延調査
ある会社で、社内のウェブアプリケーションが通常よりも遅くなっているという報告があったとします。ネットワークエンジニアがWiresharkを使ってネットワークトラフィックをキャプチャし、遅延の原因を調べます。解析すると、サーバーがクライアントからのリクエストに対し応答を送るまでに時間がかかっていることがわかり、これはサーバーの過負荷やデータベースアクセスの問題が原因である可能性が示唆されます。
2.不審な通信の検出
セキュリティチームが、ある社員のPCが不審なIPアドレスと頻繁に通信していることを発見したとします。プロトコルアナライザを使って該当PCのトラフィックを詳細に調べた結果、外部からの不正アクセスを試みている兆候が確認され、直ちにセキュリティ対策を強化し、通信を遮断する処置が取られました。
3.VoIP通話品質の問題解析
オフィスのVoIP電話の通話品質が悪化した際、エンジニアがプロトコルアナライザを使用してネットワークのパケットロスやジッター(通信の遅延変動)を確認することができます。解析により、特定のルーターで遅延が発生していることが判明し、機器を交換することで通話品質が改善されました。
これらのように、プロトコルアナライザはさまざまなネットワークの問題を解析し、迅速に対応するための重要なツールとして活用されています。
プロトコルアナライザのメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。