メタクリル酸グリシジルとは

メタクリル酸グリシジルは、化学式C₆H₉NO₂を持つ有機化合物で、メタクリル酸とグリシジル（グリシンの誘導体）が結合した構造を持ちます。この化合物は、主にエポキシ化合物の合成に使用され、特にポリマー化反応において重要な役割を果たします。メタクリル酸グリシジルは、エポキシ基を含むことから、特に高い反応性を示し、他の化学物質やポリマーと結合しやすい性質を持っています。そのため、塗料、接着剤、コーティング材、そして医療用途やバイオ材料の製造にも使用されます。さらに、メタクリル酸グリシジルは、反応性が高いため、改質剤や樹脂の合成にも利用されています。取り扱いには十分な注意が必要で、皮膚や目に対して刺激性があるため、適切な保護具を使用することが推奨されます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。