メタクリル酸メチル（Methyl methacrylate MMA）とは

メタクリル酸メチル（Methyl methacrylate、MMA）は、化学式C₅H₈O₂を持つ有機化合物で、メタクリル酸のエステル誘導体です。無色で甘い香りがあり、主にプラスチックやアクリル樹脂の製造に使用されます。最もよく知られている用途は、アクリルガラス（PMMA）の製造です。PMMAは透明で軽量、耐衝撃性があり、建材、光学機器、車両部品などに広く使用されています。また、メタクリル酸メチルは、接着剤、塗料、コーティング材、医療機器などにも利用されることがあります。ポリメタクリル酸メチル（PMMA）を作る際の重合反応において、メタクリル酸メチルは単体で利用されるか、他のモノマーと共重合されることが一般的です。取り扱いにおいては、揮発性があり、適切な換気が必要であるとともに、引火性があるため火気を避ける必要があります。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。