群青(ぐんじょう) / メーカー0社一覧
群青(ぐんじょう)とは
群青(ぐんじょう)は、美しい深い青色の顔料で、古代から美術や工芸、化粧品などに使用されてきました。名前の「群青」は、多くの青が集まったような濃く鮮やかな色合いを意味します。もともとは、アフガニスタンで産出される天然石「ラピスラズリ」から抽出された天然群青が用いられていましたが、非常に高価であったため、19世紀初頭にフランスで合成群青(合成ウルトラマリン)が開発され、広く普及しました。 化学的には、合成群青は主に硫酸ナトリウム、硫黄、ケイ酸アルミニウムなどを高温で焼成して作られた無機顔料で、安定性と耐光性に優れており、退色しにくいのが特徴です。絵具やインク、プラスチックの着色、化粧品、壁材など多岐にわたる用途があります。また、白い洗濯物をより白く見せるために用いられる「ブルーイング剤」にも使われています。
なお、群青は毒性が非常に低く、環境にも優しい顔料として知られています。色合いはやや紫がかった深い青で、高貴さや神秘性を感じさせる色彩として、現在も多くの芸術作品やデザインで活躍しています。
群青(ぐんじょう)のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。