濃縮装置 / メーカー12社一覧
濃縮装置とは
濃縮装置とは、液体中に含まれる成分の濃度を高めるために、水分や溶媒などの不要な成分を取り除く装置です。主に加熱や減圧、膜分離などの方法を使い、目的の成分を効率的に濃縮します。食品、医薬品、化学製品、飲料、化粧品業界などで広く使用されており、例えば果汁の濃縮や漢方エキスの抽出、薬品の中間体処理などに利用されます。濃縮により輸送効率の向上や保存性の向上、次工程での処理の簡素化が可能になります。
代表的なタイプには真空濃縮装置、多重効果濃縮器、膜濃縮装置などがあり、処理物の性質や目的に応じて選ばれます。特に熱に弱い成分を扱う場合には、低温での濃縮が可能な真空型が重宝されます。効率性と品質保持の両立が求められる重要なプロセス装置です。
濃縮装置の使用用途
✅ 廃液の濃縮・減容化(化学・環境分野)
工場などで発生する廃液から水分を除去し、処理対象の体積を減らします。これにより廃棄コストの削減や、環境負荷の軽減が実現できます。特に有害成分や重金属を含む液体処理には、濃縮装置が重要な役割を果たします。
✅ 果汁の濃縮(食品業界)
オレンジジュースやリンゴジュースなどの果汁を加熱または真空濃縮し、水分を取り除いて濃縮果汁にします。これにより輸送コストが削減され、保存性も向上します。
✅ 漢方薬やハーブエキスの抽出濃縮(製薬・健康食品業界)
植物から抽出した有効成分を濃縮し、サプリメントや漢方製剤に使用されます。熱に弱い成分を守るため、減圧下での低温濃縮がよく用いられます。
✅ 牛乳からの乳糖・たんぱく質の濃縮(乳製品製造)
チーズやヨーグルト製造前に、牛乳中の水分を除去し、たんぱく質や乳糖を効率的に濃縮。膜ろ過(RO・UF)などの物理的な濃縮法も活用されます。
濃縮装置のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。
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Seibu Giken Co., Ltd.
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会社情報