半導体露光装置 / メーカー12社一覧
半導体露光装置とは
半導体露光装置(Photolithography Equipment)は、半導体チップの製造過程で使用される重要な装置です。この装置は、微細な回路パターンをシリコンウェーハの表面に転写するために使われます。半導体チップは多数のトランジスタや回路を集積しており、これらの回路は非常に小さいため、露光装置は高い精度と解像度が求められます。
露光プロセスは、光源(通常は紫外線)を使用して、フォトレジストという感光性の材料を塗布したウェーハにパターンを描きます。最初に、ウェーハ表面にフォトレジストを塗布し、その後、マスクと呼ばれる回路パターンが描かれた透明なプレートを通して紫外線を照射します。紫外線がフォトレジストに当たると、レジストの化学的性質が変化し、特定の部分が溶解または固化します。この後、レジストが現像されると、所望の回路パターンがウェーハに形成されます。
この露光プロセスは、微細な回路を作り上げるために何度も繰り返され、各層の回路が積み重なっていきます。半導体露光装置は、回路線幅がナノメートル単位で精密に制御される必要があり、最新の装置では極紫外線(EUV)を使用することもあります。これにより、さらに微細なパターンを作成することが可能となり、次世代の半導体製造に対応しています。
半導体露光装置の使用用途
半導体露光装置は、スマートフォンや高性能コンピュータなどのデバイスのマイクロチップ製造に欠かせない機器です。例えば、ある大手半導体製造会社では、EUV(極紫外線)露光装置を使用して、最新のスマートフォン向けのチップを製造しています。このチップには数十億個のトランジスタが含まれており、露光装置によって極めて微細な回路パターンが精密に描かれることで、トランジスタが正常に動作することができます。もし露光装置がなければ、現代のデバイスに必要な高い性能や小型化は実現できません。
また、5G通信向けのチップ製造にも、半導体露光装置は不可欠です。特にEUV技術は、5Gネットワークを支えるために必要な高性能チップの製造に役立っています。これらのチップは非常に小さく、高速なトランジスタを使用して、大容量のデータ転送に対応できるよう設計されています。
半導体露光装置のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。
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Nanotech Corporation.
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SHOWA SCIENCE CO., LTD.
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CERMA PRECISION, INC.
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