超音波加工機とは

超音波加工機は、超音波を利用して切断や研磨などの操作を行う装置です。超音波で振動する工具とワークの間に切削油やスラリー状の砥粒を入れ、ワークの表面を徐々にもろく砕いて材料を取り除きます。超音波処理機は、超音波で振動する発振器、発振器を駆動する発振器、およびブレードで構成されています。 超音波加工は、硬くて脆い材料を加工しながら立体的に加工できる数少ない加工方法のひとつであり、導電性がなくても加工できます。

超音波加工機の使用用途

超音波加工機は、硬くて脆い材料や一般的な機械加工では加工が難しい材料に使用されます。具体的な例としては、硬質セラミックおよび金属材料、切削困難な炭素繊維の切削、石英ガラス加工、金型研磨などがあります。 超音波加工機は、硬い素材だけでなく、形が崩れやすいケーキやパイ生地の切断、パンのスライス、ピザの切断にも使用され、超音波フードカッターとして商品化されています。微細な超音波振動により刃と食品間の摩擦抵抗が低減され、きれいな切断面が得られます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。