マウンターとは

マウンター（Mounting Machine）は、主に電子機器やプリント基板（PCB）上に部品を自動的に取り付ける装置のことです。電子機器の組立工程で重要な役割を果たし、特に表面実装技術（SMT）を使用する場合に広く利用されます。SMTでは、コンポーネントが基板の表面に直接取り付けられ、半田付けが行われます。マウンターは、部品を正確に配置するための高精度な動作を必要とし、部品を基板の所定の位置に素早く、そして効率的に配置します。

一般的に、マウンターには複数の機能があります。例えば、部品の供給、位置決め、取り付け、検査などを一貫して行います。多くのマウンターは、高速で動作し、大量生産ラインでの効率的な部品配置を支援します。また、部品の種類に応じて異なるノズルや取り付け方式を使用するため、さまざまなサイズや形状の部品に対応可能です。

マウンターは、精密機械、コンピュータ、通信機器など、さまざまな分野の製品に欠かせない装置であり、特に自動化が進んだ現代の製造業において、部品供給の効率化と生産性向上に寄与しています。

マウンターの使用用途

✅電子機器の組立
マウンターは、スマートフォンやテレビ、パソコンなどの電子機器の組立に使用されます。部品を正確に基板上に配置し、効率的な製造が可能となります。
✅自動車の電装部品組立
自動車の電子機器や電装部品（ECU、センサー、モーターなど）の製造において、マウンターは重要な役割を果たします。これにより、品質の高い部品配置が短時間で実現できます。
✅医療機器の製造
マウンターは医療機器の組立にも使用され、例えば、心電図モニターやインプラントデバイスなど、精密な部品配置が求められる場面で活躍します。
✅家電製品の製造
マウンターは、家電製品のプリント基板に部品を取り付けるためにも使用され、家電の品質と生産効率を向上させます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。