ショア硬度計とは

ショア硬さ試験機は、「ショア硬さ計」と呼ばれる工業的に定義された硬さを測定するための機器です。ショア硬度は「HS+数値」で表されます。 本器は、ダイヤモンド圧子を一定の高さからサンプルに当て、衝突後に圧子が跳ね返る高さを測定することにより、ショア硬度を測定します。 他の硬さ測定方法に比べ、測定時間が短く、持ち運びも簡単なため、日本のさまざまな製造現場で使用されています。

ショア硬度計の使用用途

ヨーロッパではショア硬さ計はあまり使用されておらず、硬さをより正確に測定できるビッカース硬さ試験が好まれる傾向があります。一方、日本のJIS規格では、ショア硬度の基準値をビッカース硬度から換算する方法を採用しています。これが、日本の製造現場でショア硬さ計が広く受け入れられている理由のひとつです。 ショア硬さ計には、目盛りのジャンプの高さを直接読み取るCタイプと、付属の文字盤の値を読み取るDタイプの2種類があります。 Dタイプが最も一般的です。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。