積層セラミックコンデンサとは

積層セラミックコンデンサ（MLCC: Multi-Layer Ceramic Capacitor）は、セラミック材料を薄い層状に積み重ねて作られたコンデンサです。これらのコンデンサは、セラミックの特徴である高い耐熱性と優れた絶縁性を持ち、広範な用途に利用されています。内部には複数の金属電極が積層され、その間にセラミック材料が挟まれる構造をしています。積層の数が増えることで、コンデンサの容量や耐圧が向上します。MLCCは、小型で高容量、高信頼性が求められる電子機器において広く使用され、特にデジタル機器や通信機器、電源回路に欠かせない部品となっています。また、低ESR（等価直列抵抗）と高周波特性にも優れており、スイッチング電源やフィルタ回路などでも活躍しています。

積層セラミックコンデンサの使用用途

１．スマートフォン: スマートフォンの電源回路や通信回路に広く使用されています。
２．自動車: 車載用電子機器にも多く使われ、特にエンジンや車載通信システムに欠かせません。
３．家電製品: 冷蔵庫やテレビなどの家電にも、高周波特性が求められる回路に使用されます。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。