ストロボスコープ / メーカー3社一覧
ストロボスコープとは
ストロボスコープは、高速で点滅する光を発する観測・測定器です。瞬時にON/OFFを繰り返すことで、照射された物体が描く軌道や運動量を解析することができます。 「単位時間あたりの点滅回数を設定して動作するもの」と「外部信号で可変動作するもの」の2種類に大別できます。前者は主に「運動状態の測定」として使用され、後者は「タイミングの測定」として使用されます。 個人用のポータブルサイズから産業用の比較的大きなサイズまで、さまざまな製品がさまざまな企業によって販売されています。
ストロボスコープの使用用途
ストロボスコープは、主にテープレコーダーやレコードプレーヤーなど、回転速度が性能に直結する製品の校正作業や、エンジンの点火時期の調整に使用されます。 キャリブレーション作業の場合、100 RPMの標準回転速度で回転するディスクにマークを付け、ストロボスコープを1分間に100回点滅するように設定して照射すると、ディスクとマーキング部分が停止しているように見えます。 そのため、指定した回転数よりも回転数が遅い場合は、ストロボスコープを照射した物体が1 RPMで逆方向に回転しているように見え、キャリブレーションが必要であると判断できます。 また、エンジンの点火時期の調整に使用する場合、第1気筒の点火回路の信号線を遮断することにより、第1気筒が点火プラグによって点火されるタイミングでストロボが照射されます。 したがって、クランクプーリーの目盛りとシリンダーブロックのマークが一致する点を読み取ることにより、点火時期を把握することができます。 いずれの場合も、「調整が必要かどうか」と「調整結果」がリアルタイムで視覚的に表示され、効率的な作業が可能になります。
ストロボスコープのメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。