熱分析装置 / メーカー8社一覧
熱分析装置とは
熱分析装置は、物質の熱的性質を測定するための装置で、温度変化に伴う物質の物理的および化学的変化を調べるために使用されます。代表的な熱分析技術には、熱重分析(TGA)、示差熱解析(DTA)、熱膨張測定(TMA)などがあります。これらの技術は、材料が加熱または冷却される過程で、熱的な挙動を詳細に測定します。
*熱重分析(TGA)では、物質が加熱または冷却される過程で、質量の変化を測定します。これにより、物質の揮発性や分解、酸化反応などを調べることができます。
*示差熱解析(DTA)は、試料と基準物質の温度差を測定し、物質の相変化や熱反応の情報を得ることができます。
*熱膨張測定(TMA)では、温度変化による物質の膨張または収縮を測定し、材料の熱的膨張特性を評価します。
これらの分析により、材料の耐熱性や熱安定性を評価したり、製造プロセスでの適切な温度範囲を決定したりする際に役立ちます。
熱分析装置の使用用途
1.プラスチックの熱分析: プラスチック素材の耐熱性を調べるために、熱分析装置を使ってその変形温度や溶融点を測定します。例えば、ポリプロピレンのTGAを行い、温度が上昇するにつれて素材の質量がどれくらい減少するかを確認します。
2.金属材料の熱膨張特性: 金属の熱膨張を評価するためにTMA(熱機械分析)を使用することができます。例えば、鋼鉄の熱膨張係数を測定するために、温度を上げながら金属がどれくらい膨張するかを調べます。
熱分析装置のメーカー一覧
※一部商社などの取扱い企業も含みます。
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SHIMADZU CORPORATION
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