下げ振りとは

下げ振りは、建物の柱や壁の垂直性を測定するためのツールです。糸先に下げ振りと呼ばれる紡錘形のおもりがあり、下げ振りケージから垂れ下がって縦に見えます。液体が入っているガラス容器内の気泡を見る水準器で垂直を測定できますが、重力を使用した原始的な下げ振りは垂直を比較的正確に見ることができます。糸とおもりの代わりにレーザーを使用する下げ振りもあります。レーザータイプは、風の影響を受けず、糸を巻く必要がないというメリットがありますが、取付面を傾けるとレーザーも傾くというデメリットもあります。

下げ振りの使用用途

下げ振りは、柱や壁の垂直性を測定するだけでなく、トランジットを設置してインクを上げるためにも使用されます。
使用環境に応じて、さまざまな種類の下げ振りがあります。
下げ振りの取り付け方法
取り付ける壁が木製の場合は画鋲（針）で取り付け、金属の場合は磁石で取り付けます。コンクリートの場合は、金属製のフックを釘などに引っ掛けて取り付けます。
風のための創意工夫
一部の下げ振りには、揺れをすばやく抑える静的機能があります。静止機能があっても、下げ振りが風の影響を受ける環境では、下げ振りを細長い円筒で覆う防風型下げ振りが適しています。
スレッド収集方法
下げ振りを集めるときに手で糸を巻くタイプと、ボタンを押すだけで自動的に糸を巻くタイプがあります。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。