EV充電器とは

EV充電器は、電気自動車（EV）やプラグインハイブリッド車（PHEV）のバッテリーを充電するための装置です。EV充電器は、家庭用コンセントから直接充電することもできますが、より高速に充電するために専用の充電ステーションが必要となります。これらの充電器は、車両のバッテリーに電力を供給し、走行可能距離を延ばす役割を果たします。

EV充電器は主に、家庭用の普通充電器と、商業施設や公共の充電ステーションで使用される急速充電器に分かれます。普通充電器は、家庭用の100Vまたは200Vの電源を使用して、数時間から数十時間かけてバッテリーを充電します。この方式は、家庭やオフィスでの夜間充電に適しています。一方、急速充電器は高出力の電源を使用し、短時間でバッテリーを充電できるため、特に長距離移動時に便利です。急速充電器はDC（直流）電流を使用し、数十分で80％以上の充電を行うことができます。

また、EV充電器にはタイプ1（北米）やタイプ2（ヨーロッパ）など、充電コネクターの種類もいくつか存在し、車両と充電器の互換性が重要です。さらに、急速充電器にはCCS（コンボ・チャージング・システム）やCHAdeMOなど、異なる規格があります。

充電器は、安全性を確保するために多くの保護機能が組み込まれており、過電圧、過電流、温度異常などのリスクから車両を守ります。加えて、スマート充電機能を搭載した充電器もあり、充電スケジュールの管理やエネルギーの最適化が可能です。

※一部商社などの取扱い企業も含みます。